感 謝 を 包 ん で 1 0 0 周 年
環境報告書
を通してRE
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source
を考えるEnvironmental Report 200
9
本 社 〒530-0005 大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー TEL. 06-6223-2371 FAX. 06-4706-9909
これまでの段ボールより厚さが1mm 薄く、環境にやさしい段ボールとしてレ ンゴーが普及を推進している「Cフル ート」。その厚みを形づくる傾斜角45° (sinθ=1/√2)を、表紙で表現して
います。
会社概要
事業内容
会 社 名
本 社
東 京 本 社
創 業
設 立
資 本 金
売 上 高
従 業 員 数
グ ル ー プ 会 社
レンゴー株式会社(Rengo Co., Ltd.)
〒530-0005 大阪市北区中之島2-2-7 中之島セントラルタワー TEL.06-6223-2371 FAX.06-4706-9909
〒108-0075 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー TEL.03-6716-7300 FAX.03-6716-7330
1909年(明治42年)4月12日 1920年(大正9年)5月2日
31,066百万円(2009年3月31日現在) 446,659百万円(2009年3月期、連結) 290,122百万円(2009年3月期、単体) 9,089名(2009年3月31日現在、連結) 2,592名(2009年3月31日現在、単体)
子会社68社 関連会社26社(2009年3月31日現在)
1 段ボール、段ボール箱、紙器、その他紙加工品の 製造・販売
2 板紙(段ボール原紙、白板紙、紙管原紙等)の製造・販売 3 軟包装製品、セロファンの製造・販売
4 包装関連機械の販売
5 各種機能材商品(多孔性セルロース粒子、ワサビ・カラシ 成分を利用した天然系抗菌剤等)の製造・販売
6 各種工業製品(水処理剤、紙力増強剤等)の製造・販売 7 バイオ技術を利用した甘味料の製造
事業の現況
国内事業所
0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 2004 446,659 290,122 391,174 261,827 402,168 261,820 412,986 263,435 435,338 276,888
2005 2006 2007 2008
売上高(百万円) 本社、東京本社、研究所の他、製紙工場5、段ボール工場26、紙器工場3、セロファン工場1、 化学品・バイオ工場1、印刷加工工場1の全国を網羅する国内事業所を擁しています。
●本社 ●東京本社 ●中央研究所/ 中央研究所(福井)
●利根川事業所 ●八潮工場 ●金津事業所 ●淀川工場 ●尼崎工場
●恵庭工場 ●旭川工場 ●青森工場 ●仙台工場 ●郡山工場 ●小山工場 ●前橋工場 ●東京工場 ●千葉工場 ●湘南工場 ●清水工場 ●長野工場 ●松本分工場 ●新潟工場
●豊橋工場 ●名古屋工場 ●福井工場 ●滋賀工場 ●新京都事業所 (段ボール工場) ●三田工場 ●和歌山工場 ●岡山工場 ●広島工場 ●防府工場 ●松山工場 ●鳥栖工場
●利根川紙器工場 ●葛飾工場 ●京都紙器工場
●武生工場
●金津事業所 (化学品・バイオ工場)
●利根川事業所 (加工工場) 1 2 3 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 4 5 6 7 8 4 9 29 10 6 4 製紙工場
段ボール工場
紙器工場
セロファン工場
化学品・バイオ工場
印刷加工工場 ●豊橋工場
●名古屋工場 ●福井工場 ●滋賀工場 ●新京都事業所
(段ボール工場) ●三田工場 ●和歌山工場 ●岡山工場 ●広島工場 ●防府工場 ●松山工場 ●鳥栖工場
●利根川紙器工場 ●葛飾工場 ●京都紙器工場
●武生工場
●金津事業所 (化学品・バイオ工場)
●利根川事業所 (加工工場) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
紙器工場
セロファン工場
化学品・バイオ工場
印刷加工工場
12 11 13 14 15 24 19 18 16 17 20 25 30 33 28 29 26 21
22 23 27 31 32 35 34 36 9 2 5 7 8 3 10 13 4 6
2004 2005 2006 2007 2008 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000
経常利益(百万円)
2004 2005 2006 2007 2008 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 従業員数(人)
20,833 14,867 9,385 2,850 9,545 2,819 9,747 2,746 10,181 2,657 9,089 2,592 21,897 15,182 18,463 12,87311,507 6,987 13,015 10,501 連結 単体
※
※
一、 活力あるビジネスを通して、繁栄と夢を実現すること
一、 誠実公正な姿勢で、個人を尊重し大事にする経営を行うこと
一、 常に活気あふれ、革新を生み出す企業風土を醸成すること
一、 企業倫理を確立し、法令規則を遵守すること
一、 広く分かりやすい情報公開を通じて企業価値を高めること
一、 地球環境の保護を重視すること
一、 良き企業市民として社会に貢献すること
CONTENTS
経営理念
CORPORATE PRINCIPLES
レンゴーグループは、明治42年 (1909年) 創業者井上貞治郎が、 日本で初めて
『段ボール』を世に送り出して以来、
『パッケージング・ソリューション・カンパニー』として歩んでまいりました。
私たちは、
「包む」
「装う」ことによってお客様の商品の価値を高め、
また「物の流れ」を最適化することを通じて、社会に貢献いたします。
そして、常にパッケージング・テクノロジーを進化させ、 新たな価値を創造しつづけるために、
次の指針に基づいて企業活動を行います。
●主な事業内容と環境活動 ●トップメッセージ
●特集
●コーポレートガバナンス ●環境マネジメント
●「エコチャレンジ009」の目標と実績 ・生産での取組み
・製品での取組み
・環境コミュニケーション活動
パッケージング・ソリューション・カンパニーとして
次の100年へ
3 5 7 15 16 17 9 11 13
●環境負荷の全体像
●環境負荷低減に向けた取組み
●環境パフォーマンスの推移 ●グループでの取組み ●環境活動の評価・受賞 ●編集にあたって
・地球温暖化防止の取組み ・廃棄物削減の取組み ・環境汚染防止の取組み
20 21 27 28 29 30 21 23 25
●環境会計 19
環境発想のものづくりで省資源化を実現します
環
POINT
人、社会、環境に最適包装をお届けします
OUR BUSINESS
レンゴーは、パッケージに関するあらゆるニーズにお応えする「パッケージング・ソリューション・カンパニー」です。 主力製品である段ボールを中心に、これまで培ってきた技術・ノウハウを生かし、板紙、紙器、軟包装など、
さまざまな分野で事業を展開。お客様の商品を「包む」「守る」ことはもちろん、「人に、環境にやさしいこと」を基本に、 循環型社会と皆様の暮らしに貢献する「最適包装」をお届けしています。
機能性や見た目の美しさといったさまざまな付加価値を持つ 段ボールを提供するとともに、より環境負荷の少ないCフ ルートの普及に努めるなど、地球にやさしい段ボールの開発・ 生産を進めています。
段ボールの素材となる原紙から白板紙、紙管原紙など、さまざまな 板紙を生産しています。工場では古紙利用率の向上による省資源 の取組みをはじめ、省エネルギー、廃棄物の削減に努めています。
購入パルプの調達にあたって、地球環境問題、木材資源の 有効活用の観点から、違法伐採された木材原料(チップ) を使用していないサプライヤーから調達するよう、「木材 パルプの調達方針」を定めました。
※違法伐採対策における取組みの監査は、日本製紙連合会において構成された第三者委員会の方々から 指導、助言および監査を受けています。
パルプの調達にあたり、法令を遵守して生産されたパルプを調達する。
木材原料(チップ)の出所が遡れ、適正に管理された森林より生産されたものであることが 確認できるサプライヤーから調達する。
サプライヤーから「違法伐採木材は取り扱わない」という誓約書ならびに、 トレーサビリティレポートもしくは第三者機関による合法証明書を入手する。
毎年度の違法伐採対策の取組みについて、その概要を公開するとともに、第三者の監査を実施する。※ 違法伐採対策に関連する資料は最低5年間保管し、監査などの必要に応じ開示する。
木材パルプの調達方針
基本調達方針
サプライヤーが、日本製紙連合会の「違法伐採対策の自主的な取組み」を実 施している場合は、当該サプライヤーが発行する合法証明書を入手する。
上記以外の場合は、サプライヤーから「違法伐採木材は取り扱わない」と いう誓約書を入手するとともに、伐採地域・樹種・数量等を記載したトレー サビリティレポートの作成を要求し、定期的に同レポートを入手する。
<国産パルプ>
サプライヤーから「違法伐採木材は取り扱わない」という誓約書を入手する。 原則として森林認証システムによる証明書の提出が可能なサプライヤーから 購入し、その証明書を入手する。
上記以外の場合は、伐採地域・樹種・数量等を記載したトレーサビリティレポー トの作成を要求し、定期的に同レポートを入手する。
<輸入パルプ>
合法証明システム
各種板紙段ボール原紙
ハイニューレンコート リサイクール
特殊コーティングにより鮮度保持に 高い効果を発揮しながらも、リサイ クルが可能な段ボール
ワックス含浸段ボールと同等の耐 水性とリサイクル性を両立した段 ボール
1 2
1
2 3
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3 4
5
環境に配慮した木材パルプを原 料とするセロファンをはじめ、 フィルム包装・成型品など、商品 を美しく包み、しっかりと保護す る各種の軟包装を豊富にライン アップしています。
国内にグループ企業78社、海外では6カ国に25の合弁工場を展 開。国内外に高い信頼と実績を誇るレンゴーグループならではの ネットワークで、お客様からのさまざまな包装ニーズに最適なソ リューションをお届けしています。
板紙を使って 段ボールをつくる 古紙を使って
板紙をつくる
段ボールを 使う 古紙として
回収する
使用済み段ボールを 分別して出す
リサイクルの輪
フィルム包装 紙器箱
2007年10月1日制定
商品の魅力を伝え、訴求力を高める、多彩な紙器 パッケージを企画・デザインから設計・製造まで トータルサポート。また、使用材料を減らした環境
対応型製品の開発にも取り組んでいます。
違法伐採対策の
取組み
中国 大連 聯合包装製品有限公司
板紙事業
段ボール事業
紙器事業
軟包装事業
関連事業(海外事業)
P
PO
商品の パッケ トータ 対応型
古紙の再資源化に取り組んできたレンゴーは、 業界でトップクラスの古紙利用率を達成しています
しっかりとしたリサイクルシステムが、 段ボールから新しい段ボールを生みだしています
古 古 業
POINT
し
段
POINT
「コーナーリーチ」
ふたの内側の四隅にふたを浮かせるための突起 を設けることにより、身箱を浅型にすることがで き、使用材料の削減ができます。
従来製品 コーナーリーチ形状品 起 で
品
古紙利用率 97.8%
※
主な事業内容と環境活動
Environmental Report 2009※古紙利用率(%)=繊維原料合計消費量(パルプ+古紙+その他)古紙消費量+古紙パルプ消費量 ×100
購入パルプ 利用率2.2%
木材パルプの調達 方針により厳選
トップメッセージ
Environmental Report 2009新しい100年に向けて、
事業活動のあらゆる面で「サステナビリティ」を
意識した企業経営を推進していきます
代表取締役社長
2009年4月12日、私たちレンゴーは創業100周年を迎えました。つまり、2009年は日本で最初の段ボールがつくられてから、ちょうど 100年目にあたる年ということです。
段ボールを世に送り出して以来、レンゴーは皆様の生活の基本となる 「衣」「食」「住」の商品を「やさしく」「しっかり」包むことを通じて社会に貢
献してまいりました。
100年の時を経て現在、レンゴーグループは「板紙」「段ボール」「紙 器」「軟包装」「関連事業(海外事業)」の5つの機軸事業(コア・コンピタ ンス)を活用した、「パッケージング・ソリューション・カンパニー」として 板紙・段ボールという枠を超え、パッケージに関わるあらゆるニーズに お応えできる企業を目指し、歩みつづけています。
こうした取組みの結果、リサイクルの優等生といわれる段ボールの環 境性能をさらに高め、ひいてはパッケージ全体の価値を高めていくこと が、レンゴーが果たすべき役割であり、社会から求められている責務で あると考えます。
2008年度には京都議定書で義務付けられた数値(1990年度比6% 削減)を大きく上まわる22.5%のCO₂排出量削減を達成するなど、一 企業市民として環境保全活動へ積極的に取り組み、具体的な成果をあ げています。これからも、レンゴーは現状に満足することなく、さらなる 省資源・省エネルギーの取組みを事業活動のあらゆる面において推進 することで、持続可能な社会の実現に努めていきます。
次の100年を考えたとき 私は、単に段ボールやパッケージをつ くるだけの会社ではない、という視点を持つことが大事だと考えていま す。21世紀は「環境の世紀」と呼ばれ、環境問題、地球温暖化対策は、世 界レベルで火急の課題とされています。レンゴーグループでは、段ボー ルの合理化・効率化のみならず、こうした世界が抱える課題にもいち早 く着手。より環境負荷の少ない事業活動に取り組んでいます。 例えば、2006年から日本で初めて「Cフルート」を本格的に導入。従 来主流の段ボールだった「Aフルート」よりも厚さが1mm薄いCフルー トに切り替えることで、使用原料を削減し、さらに輸送効率が向上したこ
とで燃料消費削減によるCO₂排出量の抑制にも貢献しています。 また、製品をつくる過程で発生する温室効果ガスの削減にも取り組 んでいます。新京都事業所では太陽光発電システムを導入しており、同 工場全体の使用電力量の約1カ月分にあたる電力を太陽光発電システ ムによって生み出しています。さらに、現在建設中の福島矢吹工場で は、昼間必要な電力はすべて太陽光発電システムで賄うという計画を 進めており、これが実現すれば現郡山工場と比較して約40%のCO₂排 出量削減が可能です。
段ボールとともに、100年
レンゴーの環境目標とは
持続可能な社会は、環境活動だけでは成立しないと私は考えていま す。人々が文化的に生きるという点で、働く生きがいであったり、学び成 長する機会も必要です。レンゴーでは、各自の能力を10%多く発揮す ることを目標とした「パワーアップ10」運動を展開。職場環境や教育体 制の充実を図り、レンゴーの一人ひとりが「持続」の意味をしっかり理解 し行動することを目指しています。
新しい100年に向けて、 私は“環境活動”“社員の生きがい”“教育”の3
つを大切に、「サステナビリティ(持続的成長)」の実現に向けた企業活動を
推進していきたいと考えています。それがレンゴーの持続的成長と、そして 社会の成長につながる、私たちにできる社会貢献であると考えています。
社会とともに、
成長しつづけることを目指して
環境にやさしいものづくりを
特 集
SPECIAL
FEATURE
特
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集
特集
レンゴーでは、2001年度より創業100周年を迎える2009 年度までの環境目標として「エコチャレンジ009」を定め、事 業活動における環境負荷の削減に取り組んできました。最終 年度にあたる2009年、これまでの取組みを一層強化するた め、新たな環境目標「エコチャレンジ020」を設定しました。 世界的にはIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)で 温室効果ガス排出量を、1990年度比で25∼40%削減する ことを主たる目標としていますが、「エコチャレンジ020」では 温室効果ガスの中でも最も環境への影響が大きいCO₂排出 量の32%削減を目標としています。
また、新たな重点取組みテーマとして、VOC(揮発性有機化 合物)排出量の削減、PRTR(化学物質排出移動量届出制度) 対象物質排出量の削減、古紙利用率の維持を追加しました。
レンゴーグループ環境憲章
Rengo Group Environmental Charter
中期目標エコチャレンジ020
ECO CHALLENGE 020
【基本理念】
レンゴーグループは、地球環境に配慮した経営を実践することが、企業の持続的発展に 不可欠であるとの認識に立ち、グループあげて環境保全活動に継続的に取り組む。次
パッケージング・ソリューション・カンパニーとして
の
100
年へ
あ
レ
ン
ゴ
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の
ゆ
み
創業100周年という節目を迎える2009年。新たに「レンゴーグループ環境憲章」を制定し、 レンゴーグループが一体となって環境保全活動を推進するための体制づくりに努め、 また環境目標として2020年を達成年度とする「エコチャレンジ020」を設定し、 これからの環境への取組み内容を明確化しています。次の100年へ。
パッケージング・ソリューション・カンパニーとして、さまざまな包装ニーズにお応えするとともに、 人と環境のより良い未来を目指し、環境保全活動を進めていきます。
ひとつの小さな町工場からはじまった事業活動は今、
日本国内を縦断し、世界へと広がっています。
次
の
100
年へ
【基本方針】
環境に関わる法規・条例・協定を遵守することはもとよ り、環境への負荷を更に低減するための環境保全活動に ついても積極的に取り組む。
環境法令の遵守
1古紙利用のための先進技術に取り組み、リサイクルの促 進と更なる古紙資源の有効利用に努め、循環型社会形成 に貢献する。
資源の有効利用の推進
3
パッケージング・ソリューション・カンパニーとして、環境 負荷の小さい製品の研究・開発に努め、環境に配慮した 製品を供給する。
環境負荷の小さい製品の研究・開発と供給
5
海外事業活動においては、当該国の環境規制を遵守し、 地域の状況に応じた適切な環境保全に努める。
環境に配慮した海外事業活動の推進
7
省エネや、新エネルギーを活用するグリーンニューディー ルを推進し、2050年までに二酸化炭素の排出量を 1990年度実績の半減を目指す。
地球温暖化対策の推進
2
廃棄物の発生を抑制し、再利用、再資源化により最終処 分量の低減に努める。
廃棄物の発生抑制と有効利用の推進
4
環境に配慮した資材の調達に努めるとともに、生産活動 による環境負荷を積極的に低減する。
環境に配慮した資材の調達と生産活動の推進
6
環境意識の向上を目的とした広報、啓発を行うとともに、 地域や社会の環境保全活動への参加・協力も積極的に行う。
広報、啓発、社会活動の促進
8
●省エネルギーの推進
●リサイクルの推進
●廃棄物の最終処分量の低減
●段ボールの減量化
●グリーン購入・調達の推進
●環境報告書の作成/啓蒙活動 1909年の夏、創業者・井上貞治郎は試行錯誤の末、日本で最初の段ボールを完成す
ることができました。これがレンゴーのはじまりです。包装材の主流が木箱から紙箱に 移行する中、レンゴーは日本の高度経済成長とともに大きく成長。1930年代には製 紙工場で古紙のリサイクルをいち早く開始し、循環型社会の形成に貢献してきました。 1970年代からは総合包装企業を目指し、現在では国内に自工場36工場・グループ 会社78、海外6カ国に25の合弁工場を展開し、「板紙」「段ボール」をはじめ「紙器」 「軟包装」などを含めた豊富な製品ラインアップと、国内から海外にまで広がるネット
ワークで、お客様のニーズに最適なソリューションをお届けしています。
●製紙工場
●段ボール工場
●紙器工場
●セロファン工場/ 化学品・バイオ工場
●印刷加工工場
1950
年代●製紙工場
●段ボール工場
●紙器工場
●セロファン工場/ 化学品・バイオ工場
●印刷加工工場
1950
年代2009
年
エコチャレンジ009
●
CO₂排出量の削減
エコチャレンジ020
CO₂排出量の削減目標
●古紙利用率の維持
●VOC(揮発性有機化合物)排出量の削減
●PRTR法(化学物質管理促進法) 対象物質の移動量/排出量の削減
エコチャレンジ020
●リサイクルの推進
●廃棄物の最終処分量の低減 ●段ボールの軽量化
●新規目標項目
Environmental Report 2009
1990年度
1,077,357t
2008年度
834,818t
2020年度
734,890t
ルの推進
最終処分量の低減 ●段ボ ルの軽量化 目
,
3
2
SPECIAL
FEATURE
01
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2009年度中の竣工を目標に、建設を進める福島矢吹工場。 クリーンエネルギーの利用拡大や最先端の省エネルギー設 備を導入するほか、太陽光発電システムで昼間に使用する電 力のすべてを賄うことにより、現郡山工場と比べて約40%の CO₂排出量の削減を見込んでいます。完成後は、南東北・北関 東両地区における中核工場としてだけでなく、環境配慮型・近 未来段ボール工場としてエネルギー対策、環境対策のモデル 工場となることを目指しています。
約9,000枚のパネルによる太陽光発電で、日中に工場で使用する電力のすべてを賄う ボイラ燃料にクリーンエネルギーであるLNG(液化天然ガス)を採用 蒸気循環システムを装備したマシンの導入で省エネルギーを実現 設備の遠隔監視によりエネルギーの無駄をなくす
工場排水の再利用により水を有効利用
断熱性の高い建屋により、冷暖房エネルギーの削減と作業環境の改善を図る 敷地内の樹木を生かすとともに、さらなる緑化でCO₂の吸収を促進
特徴
環境にやさしい
製品づくりを目指した設備導入
福島矢吹工場
2008年4月、新京都事業所は段ボール・印刷紙器一体型工場としてリニュー アルを行い、レンゴーで初めてとなる大規模な太陽光発電システムを導入しま した。2008年度の稼働状況は、発電量約41万kWhで、これは石油に換算す ると約9万ℓに相当します。また、このシステムで削減できるCO₂排出量は年間 約152tにおよび、これはスギの木が1年間で吸収するCO₂量に換算すると約 1万本分に相当します。
※太陽光発電システムによるCO₂排出の削減量
新京都事業所
製紙・紙器・印刷加工工場を有する利根川事業所では、今まで主要なエネル ギーとして使っていた重油からクリーンで環境負荷が少ないLNG(液化天然ガ ス)へ燃料転換しました。また、LNG設備の稼動とともに環境省が主催している 「自主参加型国内排出量取引制度」に参加し、達成目標として掲げた44,750t
を上回る約45,308tのCO₂を削減しました。 ※LNGへの燃料転換によるCO₂排出の削減量
利根川事業所
第7回日本環境経営大賞
「CO₂削減パール大賞」を受賞
「エコチャレンジ009」をはじめとする、レンゴーのCO₂削減への取組みが評価され、第7回日本環境経営大賞(主催:日本環 境経営大賞表彰委員会)のCO₂削減部門の最優秀賞である 「CO₂削減パール大賞」を受賞しました。
生産での
取組み
レンゴーは、環境にやさしいパッケージをお届けするとともに、生産活動においても環境負荷の低減に努めています。創業100周年を迎える2009年度には、これまで培ってきた環境技術・ノウハウを結集させ た福島矢吹工場の竣工を予定。また、他の工場においてもクリーンエネルギーの導入、資源の有効活用、 廃棄物最終処分量の削減など、環境への取組みを推進しています。▶▶詳細は、P29をご覧ください
福島矢吹工場(完成予想図)
新京都事業所 太陽光発電システム
利根川事業所 LNGサテライト基地
CO₂年間
約
152
t
削減
削減
1
万本に相当スギの木
CO₂
年間
約
1
,680
t
削減
削減
CO₂年間
約
45,308
t
削減
削減
スギの木
相当
321.4
万本にスギの木
相当
12
万本に
特集
Environmental Report 2009次
の
100
年へ
※現郡山工場と比較して
省エネルギー設備の導入によるCO₂排出の削減量を算出
※
SPECIAL
FEATURE
02
SP
SP
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■レンゴーが考えるパッケージのユニバーサルデザイン
●組み立てやすい●持ちやすい ●リサイクルしやすい
●開けやすい ●取り出しやすい
●再封かんしやすい ●解体しやすい
カーボンフットプリント
カーボンフットプリント(Carbon Footprint)とは「炭素の足跡」を意味する 言葉で、製品およびサービスの原料調達から、製造、流通、廃棄・リサイクルに 至るライフサイクル全体での温室効果ガス排出量をCO₂排出量に換算し、表 示するしくみのことです。レンゴーでは、環境対策への有効な方法のひとつと して、段ボールのカーボンフットプリントへの取組みを進めています。2006 年より、製品のライフサイクル全体におけるCO₂排出量データの測定を開 始。ライフサイクルアセスメント(LCA)※の手法を用いて、各工程における
CO₂排出量の把握を行いました。今後はこのデータを元に、お客様と協力し、 より環境負荷の低い製品開発に努めるとともに、低炭素社会の実現に貢献し ていきます。
※ライフサイクルアセスメント
(Life Cycle Assessment : LCA)とは
原材料の調達から最終的な廃棄まで、その製品の一生の中で地球や環境に与える 影響を分析し、評価する手法のことです。「容器包装3R推進環境
大臣賞」優秀賞を受賞
2008年12月、レンゴーは「Cフルート段ボールへの 取組み」で、環境省が実施する平成20年度「容器包装 3R推進環境大臣賞」において「優秀賞」を受賞いたし ました。「Cフルート」
段ボールには、段の厚みによっていろいろな種類があります。現 在、日本で主流となっている段ボールは厚さが5mmのAフルー トですが、レンゴーでは厚さが4mmのCフルートの普及に取り 組んでいます。Cフルートは、世界の段ボール総生産量の約 60%を占めており、世界標準の段ボールといえます。Aフルート をCフルートに換えた場合、わずか1mmの差ですが、容積で比 較して約20%の減容ができ、中しんの使用量削減や輸送効率 の向上など、省資源化・省エネルギー化に大きく貢献します。
「はい!バリューパッケージ」
環境にやさしい世界標準の段ボール
機能性とエコを実現した
誰にとっても使いやすいを考えた
「はい!バリューパッケージ」は、新し い時代の外装パッケージです。従 来の段ボールのコーナーをカット することで材料面積の削減がで き、さらに強度が向上しました。ま た、カットした面は新たな情報発信 ツールとして、店頭における商材 の販売促進効果が期待できます。
「ユニバーサルデザイン」
これまでの包装設計のノウハウを生かし、すべての人が使いやすいユニ バーサルデザインのパッケージを提案。使い手の立場や使用条件など “使う人の視点”を大切に、より多くの人が快適にご使用いただけるパッ
ケージを追求しています。
アラジンオープン
(開けやすい)
ラップロック
(再封かんしやすい)
タタメロック
(リサイクルしやすい)
CO₂約11万t/年の削減
日本で使用されているAフルートをすべてCフルートにした場合、中しんの使用量削 減、段ボールの輸送効率の向上によってCO₂排出量は年間約11万t削減されます。
はい!バリューパッケージ 一般A式ケース
材料面積 削減部分 ▶▶詳細は、P29をご覧ください
もっと地球思いのパッケージ
製品での
取組み
ト」の導入や、環境負荷の少ない段ボール「Cフルート」の生産など、パッケージにおける環境への取組みを地球環境への早急な対策が求められる今、レンゴーは業界に先駆けて段ボールの「カーボンフットプリン 進めています。また、これまで培ってきた技術力を生かし、お客様からのさまざまなニーズにお応えできる 使いやすい製品の提供に努めています。特集
Environmental Report 2009次の100年へ
※数値はAフルート全量をCフルート化およびABフルート全量をBCフルート化することを前提 として、業界値を用いて算出した推定値です。
Aフルート Cフルート
Cフルート 約4㎜ Aフルート
約5㎜
容積 約
20
%減中しんの 使用量削減
約15万t/年
積載効率の向上 燃料効率の向上
省エネルギー 省資源
ENERGY
SUPERMARKET
原料採取 パルプ工場 製紙工場 段ボール工場
使用 古紙問屋
自製原紙 ライナ
375g/kg 406g/kg中しん
購入原紙※
ライナ
442g/kg 478g/kg中しん
パルプ調達 ライナ
31g/kg 0g/kg中しん
板紙製造 ライナ
322g/kg 380g/kg中しん
古紙調達 ライナ 21g/kg
板紙輸送
17g/kg 段ボール輸送
16g/㎡
段ボール製造
63g/㎡
中しん 26g/kg
■
段ボールのライフサイクルにおけるCO₂排出量
(各段階におけるCO₂排出量を表示しています)板紙製造のバウンダリ
※JLCA LCA データベース 製紙連合会提供2005年データより。
数値は当社自主基準に基づき算出した値(自社内排出量取引による平準化値)。
《単位》g/kg : 板紙1kg当りのCO₂排出量 g/㎡ : 段ボールケース1㎡当りのCO₂排出量
古紙調達
ライナ
1g/kg 0g/kg中しん
03
SPECIAL
FEATURE
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環境展示会「エコプロダクツ2008」に出展
日本最大級の環境展「エコプロダクツ2008」(12月11日∼13日、東京ビッグサイト)に出展し、色々な機能を持つ環境配慮型製品 やカーボンフットプリントの取組みなど、レンゴーの環境活動につ いて紹介しました。2008年のテーマは、「段ボールおもしろ教 室」。リサイクルの優等生といわれる段ボールについて、大人も子 供も楽しみながら学べる展示を用意しました。親子連れの方をはじ め、5,000人を超えるたくさんの方々にご来場いただきました。
地域貢献活動
「地域で暮らす一員として、 何かしたい!」そのような思い から、各事業所・工場の従業 員が地域のクリーンアップを 目指して、定期的に清掃活動 を行っています。
工場のクリーンキャンペーン
段ボール産業から見た実践経済学 代表取締役社長 大坪 清
企業の環境経営とCSR
取締役 兼 副社長執行役員 岸本 一輝
社会の変化⇔包装の変化 研究・技術開発部門技術開発本部
執行役員 パッケージ・デザイン部 木村 博行
CO₂排出量削減への取組み 取締役 兼 執行役員 若松 操 環境・安全衛生部長 細田基則
2008年、「CO₂排出量を2 割削減した環境対応型モデ ル工場」として新京都事業所 で見学会を実施。レンゴー の環境への取組みについて 理解を深めていただくこと ができました。
工場見学
コミュニケーションツールを発行
レンゴーの環境への取組みをもっと多くの方に知っていただきたいと 考え、一年間の環境活動をまとめた「環境報告書」や段ボールのしく みを分かりやく紹介した「段ボールおもしろブック」を発行しています。 講演の詳細はホームページにてご覧いただけます▶▶▶
http://www.rengo.co.jp/society/lectures_top.html
神戸大学で
環境経営講座を開講
2008年の10∼11月にかけて神戸大学経済学部 で、「持続可能な社会と企業経営」をテーマに5回の 特別講義を行いました。社長をはじめ副社長、執行 役員が順番に講師を務め、レンゴーの事業活動を 元に段ボール産業における環境と経済についてさ まざまな事例を交えて講義させていただきました。 今後もさまざまな活動を通して、より多くの人々に 段ボールに対する認識を深めていただくとともに、 環境への問題意識の活性化に貢献していきます。皆様と一緒に考え、行動していきます
環境
コミュニケーション
活動
より多くの皆様と力を合わせることができれば、私たちの省資源やCO₂排出量削減の取組みはさらに 大きく、充実したものになると考えます。そのためにも皆様とのコミュニケーションの機会を大切にし、 自然環境と共存できる持続可能な社会の実現に向かって、ともに考え、行動していきます。
コーポレートガバナンス
社会から信頼される企業であるために、
コーポレートガバナンスを充実させていきます。
環境マネジメント
環境保全活動を重要な経営課題と認識し、
環境経営を推進しています。
「真理は現場にある」という基本理念の元、権限の委譲、意思決定の迅速 化を図りながら、現在の取締役、監査役制度を一層強化することで、コー ポレートガバナンスをさらに充実させていきたいと考えます。また、株主・ 投資家の皆様へ迅速かつ正確な情報開示に努めることにより、経営の透 明性を高めていきます。
取締役会
取締役16名 (うち社外取締役1名)代表取締役
会計監査人
内部監査部門
監査役室
CSR委員会
執行役員
選任/解任 選任/解任
監査 監査
報告
報告 報告
報告 報告
選任・再任の同意 会計監査相当性の判断 選定/解職
監督
指示 監督 重要案件の
付議・報告 計画具申報告書 方針提示計画等承認
方針提示 報告
監査 報告
経営幹部会
(重要案件の審議等)本社部門・各事業部門・グループ各社
株主総会
倫
理
委
員
会
環
境
委
員
会
安
全
衛
生
委
員
会
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顧
客
満
足
︶
委
員
会
広
報
委
員
会
グループ経営会議
■基本的な考え
レンゴーでは、「環境憲章」の基本方針の元、地球環境の保全に配 慮した経営を実践するため、「環境推進体制」を確立しています。 環境に関する全社的な方向性の決定や、結果の検討・見直しは、 環境管掌役員を委員長とする「環境委員会」が行っています。ま た、各事業所および工場でも「事業所環境委員会」を設け、各地 域の条例に応じて独自の環境方針を定めるなど、周辺地域に根 ざした活動を行っています。
■環境推進体制
環境負荷の低減を経営の重要課題として位置づけ、環境の国際 規格であるISO14001の認証登録の取得をレンゴーの国内全 ての工場にて完了しています。また、認証工場では「内部環境監 査」と「外部認証機関による審査」を原則として年に1回行ってい ます。内部監査では、社内で監査チームを編成し、環境マネジメ ントシステムが効果的に運用され、環境保全活動が計画的に実 施されているか、検証を行っています。
■ISO14001認証取得状況/環境監査
従業員が業務を行う上で必要とな る教育・訓練のニーズを明確にし、 効果的な研修を実施するととも に、資格を計画的に取得すること を目的としています。主に「全体教 育」・「部門別教育」・「資格取得教 育」の3階層に分けて業務上必要 な教育を行っています。
■環境教育
環境負荷を低減する観点から、グリーン購入ガイドラインを制定していま す。製品の購入前には、その必要性を十分に確認した上で、環境に配慮し た製品の購入を行います。また、これまで試験的に進めてきたハイブリッド カーの導入を、2008年から本格的に開始。2009年度には20台の使用 を計画しており、今後、順次導入を進めていきます。
■グリーン購入
内部統制システムに関する基本的な考え方として「内部統制システム構築の基本方針」を2006年に策定しており、リスク管理の 規定や実効的な監査を行う体制などについて明確にしています。また、財務報告に関わる内部統制については2008年に監査部 を設置し、レンゴー本体とともに連結子会社について内部監査を実施しており、情報の適正性の確保に努めています。
■内部統制システム
■コーポレートガバナンス体制図
取締役会の一層の活性化を図るとともに、経営環境の変化に迅速に対応 するため、経営の意思決定・監督機能および業務執行機能の強化を目的 とした執行役員制度を導入しています。原則として、毎月1回以上、経営幹 部会・社内役員会・部門連絡会などを開催し、重要な情報の共有化を図っ ています。
■取組みの状況
取締役会
代表取締役
CSR委員会
環境委員会
環境に関する方向性の決定・結果の検討および見直し 環境憲章に関する検討・提言
環境保全活動体制に関する審議・決定 全社環境目標や重点施策に関する審議・決定
法規制対応事項に関する検討 その他の事項に関する検討
事業所環境委員会 環境保全計画の実行、見直し
年度目標、計画の作成
計画実行の推進 実行結果の検討、見直し
委員長:管掌役員 メンバー:関連組織の部門長
委員長:事業所長・工場長 メンバー:各部門長他 環境推進体制
2008∼2009年にかけて実施した説明会および研修 新入社員導入教育
研修名 内 容
ISO14001基礎講座
内部環境監査員養成講座 新入社員導入教育
ISO14001概要説明と 規格の内容
内部環境監査員を養成 環境対策の取組み
工場では、危険物や薬品などの漏洩 事故の発生に対応できる手順を作 成しています。また、手順に問題が ないか定期的にテストを行い、その 結果を元に見直しを行っています。
■リスクマネジメント
漏洩を想定したテスト
監査役会
監査役5名 (うち社外監査役3名)
Plan
Check Action Do
「エコチャレンジ009」の目標と実績
創業100周年を迎える2009年度までの環境活動目標として
「エコチャレンジ009」を設定し、全社をあげて取り組んでいます。
2008年度は、「省エネルギーの推進」「段ボールの減量化」「情報開示」の各項目においては目標を達成しましたが、「リサイクル の推進」「廃棄物の最終処分量の低減」「グリーン購入・グリーン調達の推進」の項目では、一部目標の未達成または2007年度 より悪化した項目がありました。
全国段ボール工業組合連合会の段ボールリサイクル協議会が推進している3R推進自主行動計画において、2010年度までに 段ボールの重量を2004年度実績比(㎡当たり)で1%(6g/㎡強)削減する目標が掲げられています。レンゴーもそれに合わ せ、2009年度までに2004年度実績比(㎡当たり)1%(6g/㎡強)の削減を設定していましたが、2007年度において1.4% の削減を達成したことにより、2009年度の目標を2.5%に見直しました。
■2008年度の総括
■「エコチャレンジ009」の改訂事項
項 目
2008年度目標
2008年度結果
2009年度目標
省資源・
省エネルギーの推進
CO₂総量※1
1990年度比22%削減 1990年度比22%削減CO₂総量※1
リサイクル率を 97%以上にする
2004年度実績比㎡当たり 2.5%重量以上削減する
◆グリーン購入の継続推進 ◆営業車のハイブリッドカーの
導入推進 最終処分量※3を 5,500t以下にする 段ボール・紙器工場
リサイクル率99%
製紙・セロファン工場 リサイクル率93%
全工場
リサイクル率97%
段ボール・紙器工場
廃棄物処分量原単位※2 65%削減
製紙・セロファン工場
廃棄物処分量原単位※2 63%削減 省エネルギーの推進
(CO₂の排出削減)
廃棄物の適正処理と 最終処分量の低減 (ゼロエミッション)
リサイクルの推進
廃棄物の 最終処分量の低減
段ボールの減量化
グリーン購入の推進
◆グリーン購入の継続推進 ◆営業車のハイブリッドカーの
導入推進
PRTR法指定化学物質の
管理と削減検討 PRTR法指定化学物質の管理と削減検討
◆環境報告書(環境会計を含む)の 継続発行
◆チームマイナス6%への参加継続 ◆1人、1日、1㎏CO₂削減キャンペーン
協賛継続 ◆環境報告書(環境会計を含む)の
継続発行
◆チームマイナス6%への参加継続 ◆1人、1日、1kgCO₂削減キャンペーン
協賛継続 グリーン調達の推進
◆環境報告書の作成 ◆環境啓蒙活動への参加 環境に配慮した
資源の調達と 生産活動の推進 (グリーン調達)
広報、啓発、 社会活動の促進 環境負荷の 小さい製品の 研究・開発と供給
自己評価の記号について
※1 電力排出係数は、2008年度の電気事業連合会が発表した係数を使用しました。 ※2 2000年度比。
※3 最終処分量の定義:エコチャレンジ009では(構外排出量ーリサイクル量)を最終処分量と定義しています。 ◎
○ × △
目標大幅達成 目標達成 目標未達成 悪化
項 目
段ボールの減量化
2004年度実績比㎡当たり
1重量%以上削減する
2004年度実績比㎡当たり
2.5重量%以上削減する
改定前(2009年度目標)
改定後(2009年度目標)
自己 評価
「省資源・省エネルギーの推進」
段ボール工場において燃料転換やボイラの更新、蒸気シス テムの省エネルギー設備を積極的に導入したこと、また製 紙工場において省エネルギー設備を導入したことにより、 全社CO₂総排出量を2007年度より5万t削減しました。こ の結果、1990年度比で22.5%となり、2009年度の目標 を一年前倒しで達成することができました。
「段ボールの減量化」
現行のAフルートより軽量のCフルートケースの販売を推 進したことで、目標を達成することができました。
「情報開示」
さまざまな環境関連の展示会等へのイベントに積極的に 参加したことにより、目標を達成することができました。
「リサイクルの推進」「廃棄物の最終処分量の低減」
段ボール・紙器工場のリサイクル率、廃棄物排出原単位お よび全社のリサイクル率の目標を達成することができまし たが、製紙工場・セロファン工場のリサイクル率、廃棄物排 出原単位では達成することができませんでした。 段ボール工場では、排水処理設備で発生する汚泥や廃パ レットをリサイクル処理に変更した結果、目標を達成でき ましたが、製紙工場・セロファン工場では、焼却灰のリサイ クル処理が順調に推進できなかったため、計画通りに廃棄 物処分量の削減ができませんでした。
「グリーン調達の推進」
PRTR法指定物質の削減では、工場で供給を受けていた都市 ガスにベンゼンが含有し、取扱量が0.5tを超えたために対象 物質が1物質増加しました。ただし、取扱量の合計は4%、排出 量・移動量の合計は5%と、2007年度より減少しました。 グリーン購入の継続推進では、古紙偽装の影響で用紙類、 名刺類の基準を満たす用紙が調達できないために今回は 対象外としましたが、その他については2007年度と同水 準で推移しました。特に、ハイブリッドカーの導入を推進し た結果、2007年度より14台増の20台のハイブリッド カーを導入することができました。
CO₂総量※1
1990年度比22.5%削減
段ボール・紙器工場 リサイクル率99%
製紙・セロファン工場 リサイクル率90%
全工場
リサイクル率97%
段ボール・紙器工場
廃棄物処分量原単位※2 65%削減 製紙・セロファン工場
廃棄物処分量原単位※2 60%削減
2004年度実績比㎡当たり 2.3%削減(642.9g/㎡)
全工場最終処分量
2008年度実績(参考)7,151t
◆用紙類 ◆文房具用品 ◆OA機器消耗品 ◆名刺 ◆トイレットペーパー ◆ハイブリットカー
ー 98% 98% ー 98% 20台
ー 0% 1% ー 0% 16台増 (70%) (98%) (97%) (83%) (100%) (4台)
◆ベンゼンが、新たな届出対象物質 として追加
◆ほう素およびその化合物の届出工場が 2工場減少
◆2008年11月に環境会計を含む環境報告書を発行 ◆チームマイナス6%への参加
(ライトダウンキャンペーンに参加) ◆エコプロダクツ2008出展
◆1人、1日、1kgCO₂削減キャンペーン協賛 ◆工場見学、地域社会活動の推進
2008年達成率 (2007年達成率) 改善率
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
△
環境会計
環境活動における費用とその効果を集計し、
効率的な環境経営を推進します。
環境負荷の全体像
事業活動全般における環境への影響を把握し、
環境負荷の低減に役立てています。
環境会計/環境負荷の全体像
Environmental Report 2009IN
OUT
2008年度の環境保全コストの投資額は842百万円、これは全社の設備投資額の約7.3%に当たり、2007年度と比較すると40%増加しました。 また、費用額は5,678百万円、2007年度とほぼ同額で減価償却費を除く総費用額の約1.9%に相当する結果となりました。
「環境保全コスト」
段ボール工場でボイラ燃料の変更による設備の入れ替えや、コルゲータ※の蒸気システムの改造 など、省エネルギー設備の導入や地球温暖化対策に積極的に取り組んだ結果、地球環境保全コス トが大幅に増えました。また、閉鎖した工場跡地の土壌の一部から基準を上回る土壌汚染が見つ かり、売却するために汚染物質を浄化するための費用が生じ、環境損傷対応コストが大幅に増加 しました。一方、2007年度までは教育訓練に関わる人件費を計上していましたが、人件費の範囲 が不明瞭であるために2008年度からは集計の範囲から外した結果、管理費用が減少しました。
「環境保全効果」
2007年度および2008年度の環境投資の結果は、事業活動に投入する資源に関する 環境保全効果および事業活動から提供する製品に関する環境保全活動を反映しており、 CO2排出削減および製品の単位面積当たりの重量削減といった結果に表れています。
「環境保全に伴う経済効果」
環境保全対策による経済効果は、以前は産業廃棄物であったものを有価物として売却す ることにより、「有価物の売却益」として、2007年度に比べて105百万円増える結果と なりました。ただし、これは有価物でもある古紙原料の高騰も一つの要因として考えられ るため、すべてが対策による効果ではありません。
①対象期間:2008年4月1日∼2009年3月31日 ②集計範囲:レンゴー単体
③集計方法:環境省の「環境会計ガイドライン2006年版」に準拠 ⅰ)環境保全コストの集計方法
a)環境保全コストの費用額には投資額の減価償却費を含まない。 b)環境保全以外の目的のある複合コストの場合には、環境保全
目的の割合に応じて25%単位で按分して算出している。 c)複数の分類にまたがる環境保全コストの場合には、各分類の
寄与割合に応じて25%単位で按分して算出している。
ⅱ)環境保全効果の内容
環境目標「エコチャレンジ009」の主要な環境保全活動である 「CO2の排出量削減」、「ゼロエミッション」および「段ボールの減
量化」の結果である「エネルギー投入量(CO2 総排出量)」、「廃棄
物最終処分量」「製品の単位面積当たりの重量」で示している。
ⅲ)環境保全対策に伴う経済効果の内容
実質的効果であり、財務会計との整合性がはかれる「有価物の売 却益」としている。
※段ボールを製造する機械。
集計にあたって
環境保全効果の分類 環境パフォーマンス指標(単位)2006年度 2007年度 2008年度
エネルギー
水
化石燃料※1廃棄物燃料※1
購入電力※1
水
再生可能エネルギー※2
原 料
古紙 パルプ
大気への放出
河川・下水放流
製造時輸送時
工場排水
製 造
廃棄物 4,272
0 0 7 0 0 4,279
579 0 4 13 0 0 596
825 0
0 17 0 0 842
4,592 0.1 372 374 4 25 5,367
4,652 0.13 352 383 90 7 5,484
4,498 0.08 265 395 53 468 5,678
【環境保全コスト】
【環境保全効果】 【環境保全対策にともなう経済効果】
事業活動から排出する環境負荷および 廃棄物に関する環境保全効果 事業活動から提供する 製品に関する環境保全活動 事業活動で排出する温室効果ガスに 関する環境保全効果
公害防止、地球環境保全、資源循環などの費用 容器包装リサイクル法の再商品化委託費用
環境マネジメントシステムの構築・運用費用 環境教育、環境情報開示などの費用 環境配慮製品の研究開発費用など
地域の環境保全活動の支援(寄付を含む)など 土壌汚染修復費用
(1)事業エリア内コスト (2)上・下流コスト (3)管理活動コスト (4)研究開発コスト (5)社会活動コスト (6)環境損傷対応コスト
合 計
2006年度 2007年度 2008年度 2006年度 2007年度
投資額 費用額
2008年度 主な取組みの内容
分 類
化石燃料起源CO2排出量(t)
廃棄物最終処分量(t)
製品の単位面積 当たりの重量(g/m2)
918,257
7,043
650.6
886,113
7,099
648.6
834,818
7,151
642.9
(百万円)
(百万円)
2006年度 2007年度 金 額
2008年度
有価物の 売却益 収 益
効果の内容
618
393 723
INPUT
使用する資源の量
※ 各種類の値は四捨五入しているため収支が合わない場合があります。
※1 CO2および熱量の係数は日本経済団体連合会「環境自主行動計画」に基づいた換算係数を使用しました。
※2 太陽光発電システムにおける発電量においては資源エネルギー庁の「エネルギー源別発熱量一覧」に基づいた発熱量換算係数を使用しました。
「重油」から「天然ガス」 へと、CO2排出係数の
低い燃料へと転換を 進めています。
11,134
TJ
製紙工場では、廃棄物を焼却 する時に発生する熱を利用し、 省エネルギー化につなげてい ます。
51
TJ
電力使用量が多い製 紙工場では、LNG(液 化天然ガス)などのク リーンなエネルギーを 導入し、効率的な電力 利用に努めています。
3,778
TJ
水使用量の大半を占める製紙工場では、さまざまな排水 処理を行い、水の循環利用に取り組んでいます。
2,147
万㎥
太陽光発電や、バイオマス焼却 炉による熱利用・発電を行い、再 生可能エネルギーとして自工場 で使用しています。
321.2
TJ
限りある資源をできるだけ有効利用することを目指し、自社工場 で発生するトリミングロスなども再利用してパルプの使用量を減 らしています。
183
万t
4
万t
(製紙工場のみ)
(リサイクル量21万t 最終処分量7千t)
OUTPUT
排出する物質の量
環境負荷の少ない燃料へと転換を進め、大気への有害 物質の排出低減に取り組んでいます。
CO
283
万
t
※1NOx
862
t
SOx
287
t
VOC
568
t
ばいじん
22
t
工場への輸送後の「帰り便」にも資材を積むなど、輸送効 率の向上に努め、CO₂排出量の削減に取り組んでいます。
CO2
6.4
万
t
※1製紙工場では、国または地域が定める排出基準をクリア するまで、徹底した排水処理を行っています。
廃棄物のリサイクルを推進するため、分別を徹底して行 い、最終処分量の削減に取り組んでいます。
22
万t
2,039
万㎥
排水量
COD
2,159
t
BOD
1,675
t
SS
484
t
製紙工場 セロファン工場
段ボール工場 紙器工場